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BLVCKBERRY 1st ONEMAN TOUR

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LIVE REPORT at 2/2    Fukuoka INSA

いよいよBLVCKBERRYにとって勝負の2月に突入、伝えたいことは全て音楽の中に

誰もが羨むような順風満帆な道のりだと思われることも多いだろう。

しかし、外からの見え方と、実際に活動をしている本人たちの感じ方には

大きな乖離がある。それは彼らの楽曲を聴けば一目瞭然だろう。

結成から今日に至るまで、BLVCKBERRYのリアルを描き続けている

彼らの楽曲には、彼らの苦悩や挫折がまざまざと描かれている。

その一つ一つの傷が彼らの勲章であり、

今日のBLVCKBERRYを作り上げていると言っても過言ではない。

 

そんなBLVCKBERRYの楽曲の持つ“メッセージ性”に着目したのが

グループの中でも言葉を大事にしている庭瀬風葵だ。

本稿では彼がプロデュースを担当し、2月3日に福岡県・INSA福岡にて行われた

『BLVCKBERRY 1st ONEMAN TOUR「NATURAL BORN ERRORS」』

福岡公演の模様をレポートする。

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この日のオープニングを飾ったのは「SiX RAVENS」。

彼らが渋谷公会堂を目指すにあたって、今一度カリスマ(BLVCKBERRYファンの呼称)

との結びつきを確かめるように歌い上げると、ライヴはそのまま「Awake_?」へ。

 

「ライヴしようぜ。本気で来いよ!」と風葵が吼えると、

フロアにも火がつきペンライトが次々と上がる。

思い返せばまだ何者でもなかった一年半前、それでも根拠のない自信を振り翳し

〈ルールや常識は壊すためにあるものだって〉

〈望んだモノはこの手で必ず全て手に入れるため〉

と歌い続けてきた彼らはメンズアイドルの常識や固定概念を

壊しながら現在のポジションを手に入れ、無謀だと言われた理想を手にしつつ

あることを考えると、彼らの一年半は決して間違いではなかったことを実感させた。

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それは中盤に披露した「Phoenix」でもそう。彼らはこれまで

何度高い壁にぶつかってもその度に立ち上がり、立ち向かってきたのだ。

続く「SIDE by SIDE」でもそうだ。一度夢に破れ、バラバラに散らばった

彼らが再び同じ夢を追うために集まり、道なき道を切り拓いてきたことで

現在の彼らがある。まるで、この日のBLVCKBERRYは現在の姿を以て

過去の自分達を肯定しているようであった。そう感じたのは、

最新曲であり、この日の本編ラストでもあった

「NATURAL BORN ERRORS」によるものであることは間違いない。

 

また、BLVCKBERRYの一年半を語る上で欠かすことができないのが

カリスマの存在だろう。冒頭でも書いたようにこの一年半という歳月は

カリスマとの関係性を構築するために必要な時間だったはずで、

風葵の言葉を借りれば“信頼”を築くための期間だったといえる。

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現にアンコールに披露された「Wake up CHARISMA!!」の落ちサビで風葵が

「全員で歌ってよ!」と声を掛けると、フロアから巻き起こった

大合唱こそがその証左だろう。この瞬間こそ、まさにBLVCKBERRYと

カリスマの関係性を物語っていたし、それを受けた風葵が

「マジでありがとう!愛してるよ!!」と叫んだシーンまで含めて、

アーティストとファンという間柄を超えた“同志”としての強い結びつきを

感じたワンシーンで、この日一番のハイライトだったように思う。

 

こうして刻々と迫る渋谷公会堂公演に向け、一公演、いや一日も

無駄にすることなく全てを“あの丘”の上に持って行くのだ。

一年半前に自分達がやっていることが認められず、それでも自らの存在を

証明するために歌っていたBLVCKBERRYはもうここにはいない。

彼らを認め、支えるカリスマという心強い“同志”がいる今ならば、

胸を張って〈もう歌舞かなくたっていい〉と言える。

そして、間も無く迫る渋谷公会堂でその集大成を見せてもらおうじゃないか。

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2023.2.22(水)

BLVCKBERRY 1st ONEMAN TOUR
「NATURAL BORN ERRORS」
GRAND FINAL

 

LINE CUBE SHIBUYA
- 渋 谷 公 会 堂 -

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