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BLVCKBERRY 1st ONEMAN TOUR

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LIVE REPORT at 1/13,14    SAPPORO SPiCE

ついに役者が揃ったBLVCKBERRY、渋谷公会堂に向けて北の大地から6人でリスタート

メンバーを二人欠くという“不完全”な状態でツアー初日を強行し、

皮肉にもツアータイトルでもある「NATURAL BORN ERRORS」

に込められた“生まれながらにガラクタで不完全で不揃いの僕ら”を文字通り

表現することとなったBLCVKBERRYは一週間後、雪が舞う北海道にいた。

 

『BLVCKBERRY 1st ONEMAN TOUR「NATURAL BORN ERRORS」』の

地方公演は1月14日からツーデイズで北海道・札幌SPiCEからスタートする。

 

そして、この日から岸巧人、篠崎優瑠も待望の復帰。

晴れて2023年になってから初めてBLVCKBERRYが6人揃うこととなった。

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BLVCKBERRYにとって三度目の札幌公演となるがワンマンでは初めて。

それでも長らく北海道の地で彼らを待っていたカリスマ(BLVCKBERRY

ファンの呼称)に加え、東京などの首都圏からも多くのカリスマが集結

しフルメンバーでのBLVCKBERRYを待ち侘びていたのが伝わってくる。

初日定刻、会場を揺らすほどの爆音を合図にメンバーがステージイン。

やはりステージには6人いるのが様になる。「初日から明日のこと

なんて考えずに楽しんでいこうか!」と竜城詩季が煽り、

おなじみの「BLVCKBERRY、始めます」の挨拶から

「Awake_?」でライヴスタート。

 

〈未来を掴め〉の一節から始まるこの曲から6人で再スタートを切るあたりに

“渋谷公会堂という未来を6人で掴みに行く”

という意志を感じることができる。

そして、忘れてはいけないのは〈共に行くんだ〉〈僕と共に〉と続くという

ことである。彼らが掴み取る未来図にはカリスマの存在がなければい

けないのだ。そんなメッセージが込められたオープニングであった。

勢いをそのままに北海道の雪を溶かすような熱量で「Phoenix」を

披露したかと思えば、ロケーションにぴったりな「白いわがまま」で

カリスマの心まで溶かすような歌を届けた。

MCの際には「札幌の地で今年初めて6人が揃いました!」

と笑顔でカリスマに話すとフロアからは大きな拍手が送られ、

岸巧人は「明けましておめでとうございます!」と少し遅めの新年の

挨拶をし、篠崎優瑠は「お待たせしました!」と爽やかに完全復活を

アピールしてみせた。

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中盤戦、「TOKYO DOPE」「ジュブナイル」という前作の

ダブルリードを立て続けにお見舞いすると、遥斗プロデュースの目玉でもある

BLVCKBERRY全員による演劇「マッチ売りの少女(前編)」で会場の

爆笑をさらい“撮れ高ジョーカー”の力を遺憾無く発揮。

 

“マッチ売りのカリスマ”という謎のワードを誕生させ、「私もマッチ売りの

カリスマになる!」と原作では聞いたこともないようなセリフから

「Wake up CHARISMA!!」へと繋ぎ、フロアの熱は最高潮に達した。

 

そして、この渋谷公会堂までの旅路において間違いなくキーとなる

「SiX RAVENS」でその勢いを加速させると、「SIDE by SIDE」では

巧人が「俺にとっては今日がツアー初日なの!だから最高の手拍子

聞かせてくれ!」と投げ掛け、フロアから手拍子が返ってくると

とびきりの笑顔を見せ、本編を締めくくった。

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また、この日のアンコールはセットリストに記載がなく、

遥斗の希望によりフロアのカリスマに決めてもらうシステムが採用された。

当初は一曲だけの予定だったが急遽この日二度目となる「Phoenix」と

「僕らの未来図」をフロアに届けこの日のラストナンバーとした。

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二日目の札幌は前日よりもさらに冷え込み、

気温も氷点下まで下がった北海道らしい天気の中でのライヴとなった。

それでも彼らは前日のライヴを越えようと熱量たっぷりに

「Wake up CHARISMA!!」でいきなりトップギアに持っていき二日目の

幕を切って落とす。

「札幌、始めようぜ!」の掛け声でそのまま「レイメイ」へとなだれ込むと、

前日よりも多くのハンズクラップが会場に響き、

上がるペンライトの数も多く感じる。

こうやって徐々にBLVCKBERRYという存在が

受け入れられていくような感覚が確かにあった。

 

加えて前日披露された遥斗プロデュースによる疑惑の演劇

「マッチ売り少女(後編)」も満を持して披露。

 

「昨日の伏線を全て回収して最後は笑いと感動に包まれます」と

ハードルを上げたにも関わらず、しっかりと爆笑をさらうあたり

流石は奇才・椿遥斗である。

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ここからは後半戦。「TOKYO DOPE」「Phoenix」「ジュブナイル」と

いったBLCVKBERRYを象徴する楽曲たちを一気にプレイしていく中で巧人は

“天使の歌声”と形容されるその美しい歌声で完全復活をアピールすれば、

優瑠もキレのあるダンスでフロアの視線を集める。

 

それぞれ個性の違った6人組、それが BLVCKBERRYの面白いところである。

6人いることが当たり前ではないことを一週間前に実感させられたからこそ、

全員が揃っている彼らを見ることができる喜びを噛み締めた。

 

さらに極めつけには「渋谷公会堂を終えて、またこの場所にみんなを迎えに

行くよ」と「2035」をタイトルコールするとフロアからは歓声が聞かれた。

彼らが“新世紀楽曲派”と呼ばれるきっかけになったこの楽曲。

 

メロディアスかつキャッチーでありながらダンスでの見せ場も多く存在する、

まさにBLVCKBERRYの醍醐味とも言えるだろう。

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そして、二日間の札幌公演のラストを飾るアンコールに披露されたのは

BLVCKBERRYとカリスマを渋谷公会堂へと導くための

アンセム「SiX RAVENS」だ。

 

「正真正銘、北海道ラストだ!」と手拍子を煽り会場との一体感を高めると、

最後の力を振り絞るかのごとく詩季の極悪なスクリームが響いた。

 

「北海道、これが最後!(この熱を)渋谷公会堂に持っていくぞ!」と

風葵が言ったように全ては渋谷公会堂のために。

 

合言葉のように何度も口にしている彼らが改めてこのツアーを

経て渋谷公会堂という歴史ある舞台を目指すにあたって、

メンバーはもちろんカリスマも含めてその意志を確かめ合うような

二日間だったように思う。

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ようやく6人揃った喜びを噛み締めながら共に未来を掴みに行こうと

「Awake_?」で初日の幕を開け、共にあの丘を登り渋谷公会堂を

目指すために「SiX RAVENS」で二日目を締めくくる。

 

そんなメッセージが込められていると思えて仕方がないのだ。役者は揃った。

もうここから誰一人欠けることなく終着点を目指そう。

もう痛みや傷は充分に負ったからこそ、

その痛みも傷跡もすべて抱えて“あの丘”の上で共に笑い合えることを願って。

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2023.2.22(水)

BLVCKBERRY 1st ONEMAN TOUR
「NATURAL BORN ERRORS」
GRAND FINAL

 

LINE CUBE SHIBUYA
- 渋 谷 公 会 堂 -

開場 17:30 / 開演 18:30 / 終演予定20:00 / 特典会 20:30〜22:30(予定)

 

【VIPチケット】¥12,000 / 整理番号:V1〜28 (最前列・座席選択制)

 ・最前列確定のチケットとなります。・メンバー全員のサイン入り”VIP限定”デザイン渋公記念Tシャツプレゼント

 ・特典会ファストパス (特典会の際に一回し目に優先的に列の先頭に並べます。VIPチケットをお持ちの方同士の順序はご了承ください。)

【2柵最前チケット】¥5,000 / 整理番号:N1〜44 (座席選択式・1階席中央近くにある通路を挟んでからの1列目の座席を確定でお渡し致します。)

【Sチケット】¥3,000 / 整理番号:S1〜 (自由席・少しでも前で見たいという方に!2列目〜3列目の座席をお選び頂けます。)

【Aチケット】¥1,500 / 整理番号:A1〜 (自由席・通常のチケットはこちら)

【お試し無料チケット】¥0 / 整理番号:M1〜 (自由席・一般チケットにて全席完売の場合、販売はございません。)

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