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SPECIAL INTERVIEW

2周年を迎えるBLVCKBERRYと、竜城詩季。

もうここから誰一人欠けることなく、どこまでも突き進むと誰しもが

信じて疑わなかったBLVCKBERRYから竜城詩季が卒業することとなった。

 

“この6人でなければBLVCKBERRYではない”と、これまで合言葉のように

唱えられていた言葉をそのままに受け取るならばグループ解散の危機だが、

残されたメンバーは5人でBLVCKBERRYを存続させることを選んだ。

 

あの言葉は嘘になってしまうのか、

竜城詩季とメンバーの間でどんなやりとりがなされ、

なぜこのような決断に至ったのか、竜城詩季本人に話を聞いた。

−卒業を決めた大きな理由はしっきー自身の夢を追いたいと

いうところだと思うんだけど、そもそもBLVCKBERRYと

並行してバンドをやっていたわけで。

“どうしてこういう結論になってしまったんだろう?”という疑問が

浮かんだので、しっきーの口からちゃんと話を聞きたくて。

詩季「僕自身、許されるのであればこのまま並行して

バンドをやりたかったのが本音ですね。」

−“許されるのであれば”というところの含みを感じるね。

「そもそも僕は16歳の頃からバンドで夢を追いかけていて、

その夢のために上京したんですね。

それがコロナ禍になって世界が変わってしまって、

どうにもこうにも身動きが取れなくなってしまった時に

軽い気持ちで始めたのがメンズアイドルで。」

 

−それがBLVCKBERRYのメンバーとの出会いでもあるわけだよね。

「そうですね。そこから猟平さんと一緒にBLVCKBERRYを

やろうという話が持ち上がって、その時に約束したのが

 

“バンドをやることを許してもらえるなら”

ってことで。わがまま言ってるように見えるかもしれないですけど、

同時に僕はその時に“このグループをかっこよくするため

だったら自分の力を全て使おう”と誓ったんです。」

 

―しっきーなりのけじめだね。

「だからこそ僕はBLVCKBERRYを一番頑張ったし、

いろんなことに労力を使ったし、

 

グループ/メンバー/スタッフ/ライヴ/曲/歌詞/衣装/映像、

あげればキリがないほどたくさんのことを考えたと思います。」

−それはBLVCKBERRYの“現在”が証明してると思うよ。

「もちろん僕だけの力ではないですけど、

この二年間でメンバーの意識だったりステージングにも

変化が見られるし、はじめはお客さんに受け入れてもらえなかったのに

次第に受け入れてもらえるようになったことだったり、

その事実を作ることが出来ただけで

僕はBLVCKBERRYをやってよかったとさえ思うんですよ。

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−ここまで聞くとBLVCKBERRYもバンドも

問題なく進んでいるように聞こえるんだけど。

 

「BLVCKBERRYがどんどん大きくなって、

はじめは自分が携わっているから頑張るという動機だったはずが、

途中からこのグループでみんなと大きくなりたいと思うようになっていって。

それは僕だけでなく、メンバーもそれぞれ同じ思いを持って、

その思いが強くなればなるほど衝突することもあったりして、

僕の中でBLVCKBERRYという存在が大きくなりすぎてしまったというか。」

 

−BLVCKBERRYへの想いが強くなればなるほど、自分の一番の夢を

押し潰していってしまって並行するのが困難になってしまった、と。

 

「そうです。それに僕は来年で30歳になりますし、

ここからの未来を考えるとみんなと同じ夢だけを

見るという選択肢が僕の未来にはなかった。

僕のエゴでBLVCKBERRYに迷惑をかけるわけにはいかないので。」

−この決断には少なからずScreaming inside can kill.(詩季のバンド)の

再始動も影響してるんじゃないかと思うんだけど、どうだろう?

「3月から再始動して、ここまで3本ライヴをやったんですけど、

やればやるほど“こうしたらもっと良くなる”とか

“もっとこういう曲を作ろう”とか、どんどん意欲が湧いてきて。

 

人生は一回だし、僕がやりたかったことは10代の頃から

バンドっていうのは変わらないので、ライヴをやればやるほど

バンドへの気持ちが強くなったのは間違いないですね。」

−でも、かれこれ一年半くらい“この6人でなければBLVCKBERRYではない”

という大前提があったわけで、今回のしっきーの決断を受けて

BLVCKBERRYがなくなってしまうかもしれないという怖さはなかった?

「正直めちゃくちゃありましたよ。でも、その反面、

心のどこかで自分が抜けても続けてくれるという自信もありました。

というのも、ここまでメンバーの仲が良いグループって見たことないし、

ここまで性格も違うのに絆で結ばれてることって稀なので、

こいつらは離れないだろうという思いもありましたね。」

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−実際メンバーの反応はどうだった?

 

みんな僕の夢を応援したいって言ってくれました。

中には例えば僕がバンドでツアーに出てBLVCKBERRYに穴を開けても、

その間自分たちがBLVCKBERRYを守るって言ってくれる奴がいたり、

並行してでもBLVCKBERRYをやりたいという想いがあるなら

まだ一緒にやりたいって言ってくれる奴がいたり。

僕も片手間のつもりはないですけど、

純粋な想いで一つの夢に向かっているメンバーに申し訳ないし、

僕の都合で彼らの未来を奪ってしまう可能性が

少しでもあるならばそれは違うと思うので。」

 

−決めたことに後悔はない?

 

「卒業が決まったあともこのことについて考えていて、

正直“やっぱり嘘ぴょーん!”って言いたかったですよ(笑)

 

でも、メンバーが応援したいっていう気持ちを無駄にしたくなかったので、

この二周年という節目のこのタイミングで

それぞれ別々の道を行くのが正しいと思いました。

 

なので、僕は僕の夢を追いかけるから、

みんなもみんなの夢を追いかけるために

5人でも続けてほしいと伝えたら“任せてくれ”って答えてくれたので、

ホッとしたし、僕の中ではキレイに

みんなとお別れできるのかなと思ってます。

 

とは言っても、他人になるわけじゃないし、

これからもずっと変わらずに友達だし、

どういう形であれ共演したいと思っているので悲しい別れではないです。」

 

−BLVCKBERRYが嫌になったわけではなく、一番の夢であるバンドと

同じくらいBLVCKBERRYを愛しているが故の決断というわけだったんだね。

 

「そうですね、バンドというものは自分に憧れであり、

自分がなりたい像であり、

伝えたいことややりたいこと全てを体現できるものなんです。

だからこそ譲れないし、僕の夢は地元でフェスを開くことなので。」

 

−しっきーにとってBLVCKBERRYでの二年間はどうだった?

 

「このメンバーとスタッフのチームでなければ意味がなかったし、

このチームだからこそロマンを追い求めることが出来たので、

このチームでの時間が自分にとってかけがえのないものだったと思います。

たぶん、このチームとじゃなかったら

ここまでの想いで続けてこれなかったはずです。」

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−最後にカリスマのみんなに伝えたいことがあれば。

 

「もちろん色んなスタンスの子がいるとは思うんですけど、

その中でもカリスマの子たちはBLVCKBERRYの音楽が好きで、

ライヴが好きで、歌やダンスが好きな子たちが多いと思っていて、

それはメンズアイドルで出会えるファンとしてはとても貴重な存在であり、

そういうファンに恵まれたのは財産だと思っています。

みんなには僕の今後を応援してくれとは言わないですが、

せめて僕がBLVCKBERRYでいる最後の瞬間までは竜城詩季を

好きでいてくれたらと思います。

出会ってくれて本当にありがとう。」

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BLVCKBERRY 2nd ANNIVERSARY ONEMAN TOUR

「MASTERPIECE」

 

06/25(日) 神奈川・横浜MMブロンテ

07/01(土) 愛 知・名古屋HeartLand

07/05(水) 千 葉・柏DOMe

07/09(日) 東 京・渋谷GARRET

07/12(水) 北海道・札幌SPiCE

07/13(木) 北海道・札幌SPiCE

07/21(金) 福 岡・福岡INSA

07/29(土) 大 阪・大阪RUIDO

08/03(木) 宮 城・仙台ROCKATERIA

08/14(月) 東 京・Zepp Shinjuku

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