BLVCKBERRY 1st ONEMAN TOUR
LIVE REPORT at 1/29 Yokohama BRONTH
BLVCKBERRYの世界観をたっぷりと見せつけた横浜公演、ついに新曲の全貌も明らかに
BLVCKBERRYが渋谷公会堂に向かうための最後のピースがようやく揃った。
年明けから始まった『BLVCKEBRRY 1st ONEMAN TOUR「NATURAL BORN ERRORS」』
も折り返しを過ぎ、グランドファイナルである渋谷公会堂公演まで
一ヶ月を切った1月29日、BLVCKBERRYは関東に舞い戻ってきた。
この日は篠崎優瑠の24歳の誕生日当日、新曲のお披露目というトピックも
あったこともあり、彼の地元でもある神奈川県・横浜MMブロンテには
多くのカリスマ(BLVCKBERRYのファンの呼称)が駆けつけた。
「さぁ横浜、よく来たな!今日は優瑠の誕生日ってことで全員で盛り上げて
いこうぜ!」と竜城詩季が叫ぶとフロアからは勢いよくペンライトが上がる。
祝う準備は万端だ。そんなめでたい日のオープニングに選ばれた楽曲は
優瑠の歌から始まる「TOKYO DOPE」。彼のための一日を
始めるにはもってこいの選曲といえるだろう。
そのまま一気にギアを入れるべく「Wake up CHARISMA!!」「Phoenix」を
お見舞いすると、MCではこの日のライヴのライヴをプロデュースを担当する
優瑠よりこの日のセットリストのテーマは“世界観”であると明かされ、
「今夜はBLVCKBERRYの出来る限り最大限のかっこよさを見せれる一日にしますので、
みなさん最後までよろしくお願いします」という挨拶から
彼らの持つ華やかさと重厚感をそのまま表現したような「ジュブナイル」で
会場を一気にBLVCKBERRYの世界へ引き込む。
また、BLVCKBERRYがなぜこの6人でなければいけないのか、
そして彼らはなぜステージに立つのか。
それは彼らがいつか見た夢や希望を掴むために間違ったものを捨て、
あの時自分達が選んだ道が間違っていなかったと証明するために他ならない。
それは「レイメイ」で彼らが歌っているとおりで、そのまま「SiX RAVENS」へと
繋がる流れは、2021年7月9日に動き始めた未来が2023年2月22日の
渋谷公会堂へと繋がっていることを示しているようにも感じる流れであった。
そして、この日のトピックでもある新曲のお披露目では、一つ歳を重ねて
大人になった優瑠と同じく、大人な香りが漂うセクシーな
ミディアムナンバー「摩天楼」を初披露。こちらの楽曲では
優瑠と遥斗の“横浜組”がメインボーカル務めるのも注目ポイントだ。
ここからライヴはラストスパート。「D.O.V」ではBLVCKBERRYとカリスマの一体感を、
「2035」では彼らの持つドラマティックな一面を、「SIDE by SIDE」では彼らの
ポップさをそれぞれ表現し、BLVCKBERRYの持つ様々な側面を見せつけ本編の幕を閉じた。
アンコール、真っ暗なステージに6人が登場するなり始まったのは
聴き覚えのない壮大かつドラマティックな楽曲。
そう、今回のリリースの表題曲「NATURAL BORN ERRORS」その曲だ。
この日、彼らは新曲を二曲お披露目するという荒技を成し遂げ、
渋谷公会堂へ向かうための最後のピースを手に入れた。
歌い終えたメンバーの口からは初披露への緊張やプレッシャーの大きさを吐露し、
楽曲の持つメッセージ性や重みを感じさせるシーンを交えつつも、
フロアから送られる大きな拍手に安堵する様子が見てとれた。
そして、肩の荷が下り、リラックスした表情で優瑠がこの日のラストナンバーである
「僕らの未来図」をコールすると、フロアが白一色に染まり優瑠のバースデー
仕様に。その景色を見た優瑠の表情が印象的であった。
さらに、終演後の記念撮影の後、プロデューサーである猟平から
「NATURAL BORN ERRORS」が日本テレビ系音楽番組「バズリズム02」の
2月エンディングテーマに決定したというサプライズ告知がされると、
会場は大きな拍手と歓声に包まれながらこの日のライヴの幕を閉じた。
BLVCKBERRYのここまでの道のりは決して順調ではなかった。
出会いや別れ、時にはぶつかり合いながらもそれでも想像上の未来図を
現実のものにするためにここまで走ってきた。彼らが選んだ道が間違って
いなかったことを証明するためにも、BLVCKBERRYとカリスマで
“唯一の未来図”を作り上げるためにも、ガラクタにはガラクタなりの花の咲かせ方が
あるのだと見せつけるのだ。渋谷公会堂はもう我々の目前まで迫っている。
2023.2.22(水)
BLVCKBERRY 1st ONEMAN TOUR
「NATURAL BORN ERRORS」
GRAND FINAL
LINE CUBE SHIBUYA
- 渋 谷 公 会 堂 -
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